戦争遺跡シリーズ 1 浜松の戦争遺跡 1 根本山の洞窟陣地

 浜松市の西北、西区深萩町に根本山(ねもとやま)という高さ129mの山がある。この山に太平洋戦争の末期に日本軍が掘った洞窟陣地がある。

 たぶん、遠州灘へ上陸してくるアメリカ軍を観測あるいは砲撃(?)するための陣地を掘ったのではないかと思う。

 このような平野を見下ろす山の上の洞窟陣地の例が、日本で他にあるかどうか探してみたい。

 写真は南側の中腹にあるが、かなり登ったところにある。現地はミカン園などがあるので、私有地へ入る場合は所有者の許可をきちんともらって、礼儀をつくして見学してください。

 これ意外にも入口はあるようだし、中の方、奥までは探査できなかった。

 静岡県戦争遺跡研究会『静岡県の戦争遺跡を歩く』(静岡新聞社、2009年)によれば、陸軍第143師団(護古部隊、司令部は井伊谷)が作ったという。

 ネット「ウィキペディア」によると、陸軍第143師団は本土決戦のために急造された54の師団の1つで、1945年2月に編成された。



写真撮影日 2002年6月15日

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